バランタインの原酒をチビチビやりながら、スペイサイドの造り手を想像する。

「新しいの入ったよ」と、おなじみのマスター川野辺ケンジさんからのLINE。なになに「そうきたか」なシングルモルト、さっそく試飲です。まずはこちら。

ゴードン&マクファイル ミルトンダフ10y

  • 香り…甘い。メイプルシロップ、麦。樽感。バニラ。
  • 味…ミディアムボディ。香りほどの甘さはない。入口は塩気。砂糖醤油。後口はややドライ。加水すると甘さが立ってくる。ボディしっかり。
  • 総評…余韻は長め、穏当。ナイトキャップにちょうどいい。
  • 次に飲むのは?…もう少しリッチ感がほしい。ダルウィニー15y。

@カドヤ黒門町スタンド

ミルトンダフ10 カドヤ黒門町スタンド

ボトラーズの雄、ゴードン&マクファイル(GM)社の手によるもの。ミルトンダフ蒸溜所自体はペルノ・リカール社の所有ですが、シングルモルトの正規品はほとんど出回ることがないようです。

口開けで、まぁ甘い香りが立つ立つ。非常に優しいタッチで、バランタインの骨格が透けて見えるようです。

それにしても、スペイサイドの蒸溜所の人はどうしてこう、控えめで穏やかなものを作れるのだろう。土地柄や歴史が関係しているのか。ぼく自身はスペイサイドならグレンファークラスやストラスアイラのような「濃い顔」のほうが好みですが、だからこそ、それ以外の一様に端正な(でもはっきりと個性を異にする)シングルモルト、不思議になります。