現在の仕事は在宅ではなく出勤のスタイルですが、環境は「一人オフィス」です。
ほんとに独り。快適だよ、人がいないってのは。
集中できるし、人の目を気にしないで済む。煩わしい人間関係とも無縁。
半面しょっちゅうZoomなり社内SNSなりビジネスチャットなり仮想オフィスツールなりで、話しかけ話しかけられ。
タスクもびっしり詰まっているので、悠長にしていられませんが。
それでも一人オフィスは快適で、人嫌いの自分にはぴったりとフィットしています。
でもね、とっても殺風景。
机と椅子、打ち合わせスペースのほか、FAXや備品入れなどのオフィスツールしかないので。
仕事に集中するにはうってつけの環境なんだけど、とにかく彩りに乏しい。
なので、以前紹介した『羅小黒戦記』のキャラクターのアクスタだのカレンダーだのを机の端に置いて、時折和んでいます。
最近はミニマリズムの指向で「何もない」「何も所有しない」のがもてはやされているけど、これは異を唱えたい。
理解できなくないけど、なんというか、実につまらんなぁと。
刑務所じゃないんだから、そのうち病むよ。
コンクリート打ちっぱなしの内装とか、パッと見はおしゃれかもしれんけど、ぬくもりがない。
誰が最初に試みたか知らないけど、情がない冷血漢なんじゃないかなと。
ただ、そこに花が一輪活けてあるだけでも違ってくる。
偶像崇拝とは言ったもので、それを禁じているキリスト教だって多数の聖画が存在します。
好き・推している・敬愛している人やものを身の周りに配することで、過酷な環境下でもなんとかなることってありますよ。
その慰めが機能しないのであれば、さっさと環境を変えたほうがいい。
自分の居場所を好きなもので固めるのは、身を守るためでもあるのです。