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美術・本
【ノンフィクション】本田靖春『誘拐』:どうしても加害者に共感できぬ
ワシは子どもに関心がない。 そりゃ元気で無邪気な児童の様子を見たら、世間一般の人並みに笑みがこぼれた […] -
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【エッセイ】遠藤周作『十頁だけ読んでごらんなさい。』:軽妙にして実践的な文章術指…
どれほどワクワクや笑いを提供してくれるタイトルかと思いきや「手紙の書き方」についての本だったとは。 […] -
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【小説】『比類なきジーヴス』:機知と洒脱なセリフに満ちた英国ユーモアの片鱗
教養を前面に出すことなく、でも教養があればもっと楽しむことができ、皮肉っぽく、ブラックジョーク的な味 […] -
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【小説】梶山季之『黒の試走車』:あらゆる娯楽要素が詰まった大衆小説
今では考えられないセクハラな男の言動や対照的な女性のエレガントさ。なんたって、女性の下着を「パンティ […] -
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【エッセイ】彬子女王『赤と青のガウン』:冒険のような留学の日々を疑似体験
特に期待せずに手にした文庫本に、これほど胸躍らされるとは。途中何度も涙が止まらなくなったことには自分 […] -
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【哲学】ショーペンハウアー『自殺について』:自殺論よりも生のヒント
ショーペンハウアー(アルテゥル・ショウペンハウエル/1788-1860)『余録と補遺』の一部を収めた […] -
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【小説】坂口安吾『不連続殺人事件』:ロジックで読者に挑んだ本格ミステリ
無頼で酒飲みで堕落こそ本分といえるサイコーのアニキ。ワシにとって安吾はそういう人なのだけど、推理小説 […] -
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【小説】『残像に口紅を』:言語に伝達の重みを負わせすぎではないか
言葉を使うごとに言葉が消滅していく。そんな制約のある世界で小説はどれほどの表現ができるのか。 198 […] -
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【小説】『魔の山』:自分は一生「人生の厄介息子」でいい
人生に一度くらいは周りになにもないところで人間論や人生論を闘わせてもいいかもしれない。そういう場とし […] -
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【小説】『せどり男爵数奇譚』:マニアを狂わせる悪魔的世界を覗き見る
もともと古書業界用語である「せどり(背取・競取)」とは、掘り出し物の古本を安く入手し、それを高値で転 […] -
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【小説】『奇想と微笑 太宰治傑作選』:マイ太宰、マイ作家、マイ〇〇は誰の中にもあ…
誰もが知ると言っても過言ではない太宰治ともなると、もはや語り尽くされた感もありますが。 現在に読み継 […] -
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3冊以上の併読、可否のカギはスマホを減らすこと
複数の本を併読する読書が定着してきたのですが、さらに追加が可能かどうかトライしています。 通勤の行き […]
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