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美術・本
【戯曲】プリーストリー『夜の来訪者』:人間性を問うスリラー(ネタバレなし)
1912年の英ブロムリー、春の宵。あるブルジョアの工場主の邸宅。娘の婚約を祝うディナーを終えた一家の […] -
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【小説】遠藤周作『沈黙』:信仰は真に救いとなるのか
禁教だけでも相当な仕打ちですが、拷問の非人道は人のもつ残虐性を露にするひとつ。 しかし最も怖いのは、 […] -
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坂口安吾の「枠に収まりきらない」人生を垣間見る展覧会
坂口安吾(1906-1955)の出生から創作の軌跡、晩年までをハイライトする『没後70年 坂口安吾展 […] -
美術・本
長塚京三さんによる坂口安吾の朗読会に行ってきた
神奈川近代文学館で開催中の特別展関連イベント『坂口安吾展記念朗読会』を観てきました。 朗読会で読まれ […] -
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【哲学】アリストテレス『詩学』:悲劇・劇作を定義づけた理論書の礎
「詩」という語を辞書で引いてみると「自然や人事について起こる感動などを圧縮した形で表現した文学」(小 […] -
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【小説】桜木紫乃『ホテルローヤル』:鬱屈の果てに醸される仄エロさ
手垢の付いた表現を晒せば、男女の仲とは線香花火みたいなもの。 チリチリと煌めきしばしの持続後に消灯す […] -
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【小説】星新一『ボッコちゃん』:文章ゆえに想像をたくましくさせるパラレルワールド
読後真っ先に『ハーメルンの笛吹き男』を想起したのは、寓話=教訓的なストーリーが脳裏に焼きついたからか […] -
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【小説】夏目漱石『坊っちゃん』:痛快なはずなのにスカッとしないのは
「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。」ーーあまりにも有名な冒頭の一節と最初の段落から引き […] -
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【戯曲】イプセン『人形の家』:ヒロインが憤激するまでの起伏と軌跡
婦人解放とかウーマンリブ(死語)とか、最近のフェミニズムとか、そんな潮流の遥か昔、日本でいえば明治時 […] -
美術・本
【小説】ヘミングウェイ『老人と海』:海の水面が鏡となって心を映す
登場人物は漁師と彼を慕う少年のみ。舞台は大海原の小舟の上。 84日間も魚が獲れないツキに見放された老 […] -
美術・本
詩人としての己を望んだ芥川龍之介の一面を垣間見る
田端文士村記念館の企画展『龍之介・犀星のもとに集った詩人~「詩のみやこ」から100年』(2025年6 […] -
美術・本
【戯曲】安部公房『友達・棒になった男』:不思議とジワる前衛ストーリー
理解を超えているからこその「不条理」なのだろうけど、安部公房の戯曲『友達・棒になった男』(新潮文庫) […]
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