リアルなレコード店の眼福と、配信時代の殺風景と。

先日、久しぶりに駿河台の明大裏にある中古レコード店「ジャニス2」にCDを売りに足を運びました。購入することがほとんど、売却はめったにしないのだけれど、プチ断捨離として「もうほとんど聴かない」ものを持参しました。

「ジャニス」は系列の店頭でレンタルもしているのですが、ぼくは購入や探求目当てですので、もっぱら「ジャニス2」へ。CDを抱えて店に行くのは数年ぶりです。

持ち込んでから1時間弱で査定完了。26枚売って3,500円でした。1枚約130円か。まずまずですね。いまどきこんな値を付けてくれるところ、稀です。タイミングとモノにもよるんだろうけど、ブックオフは二束三文にしかならなかったし、神保町のディスクユニオンに至っては査定すらしない門前払いを食らったからな。

その点、ジャニスは非常に誠実に査定してくれます。だからどんな査定額を提示されようとも「お願いします」と言うつもり。今まで不満に思ったことは一度もありません。これからも購入に売却に、利用させてもらいます。

ジャニス 査定

それにしても。配信がのしているとはいえ、配信ラインナップされていないアルバムや曲は山ほどある。時代から遠ざかるほど名盤が多いし、困ったことだ。リアルなレコード店はほぼ絶滅。CDやレコードを買うなら、もはや中古レコード店とamazonに頼るしかない。実際に手に取れないなんて。ライナーノーツとかジャケット写真を見て、浮かれる時代は遠くになりにけり。封入ブックレットを見て、アレンジャーは誰だとか、こいつがギター弾いてるんだとか、ミュージシャンのクレジットって気にならないのかな。

ぼくは「ウォークマン」ユーザなのでソニーのアプリ「Media Go」を使っているんですけど、配信で曲を購入しダウンロードしても、パソコンを買い替えれば権利喪失となってしまう楽曲やアルバムがけっこうあって閉口します。

その点、CDを持っていれば(面倒ではあるが)パソコンを買い替えてもプレーヤーに加えることができる。配信は確かに簡便だけど、音楽好きにとって音楽を身近にしたのか。アーティストや業界には寄与しているのか。

権利保護の観点は理解できるけど、行き過ぎた規制や管理はむしろ音楽から人を遠ざける一因になりやしませんかね。結局は易きに流れて、フリーライダーとなる人が増えてしまう。アーティストを応援し、育てようという土壌が朽ちていく。

中古レコード店の話の流れでエラそうなこと言ってますが。タダで聴けるのが当たり前の今、本当に音楽を愛する人に寄り添う仕組みがほしいと願います。

この記事を書いた人

hiroki

hiroki

編集者 / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / 訪問したBAR国内外合わせて100店超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(現在は休止中) / ひとり歩き / 酔っぱらわない酒活実践者 / ブログは原則毎日更新600記事超(2018年10月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性