ランチ処の中にここ最近、定食やセットメニューの「ごはん」の代わりに「サラダ」や「スープ」を選べる店が増えているそうです。ごはんの量は多少意識するけど、抜きにするなんてありえない身としては、なんだかなぁと思います。そんなにイヤか、飯粒。コメ農家の皆さんはどう思っているのでしょう。この手の話題を耳にすると、農業のことをつい考えてしまいます。
しかも驚いたことに、ごはん抜いているのは、たいてい男のほうなんだそうな。たぶんダイエットが理由なのでしょうね。そういう極端なヤツにかぎってリバウンドするんですよ。そらぁ過剰に糖質制限すれば、あっという間に痩せるわな。で、結果が出てうれしがり、また食べて、また元に戻る。
「糖質制限で若く見える」的な本や主張を見かけますが、そんなに若く見せてどうするの?「素敵に年を重ねる」というほうに考えは向かないのかな。糖質制限の果て、水気が失せたシワシワフェイスでドヤ顔されてもねぇ。
そういうぼくは1日2食で、ごはんは普通盛り(大盛はしない、反対に「少なめ」もめったにしない)。飯粒を抜くときは、食事のタイミングを逃したとき(よくあります)か、麺類を食べたとき。なので、ごはん離れの風潮を嘆きつつも、人のことは言えません。
こんな感じですから、たまにまともにランチでもしようものなら、かえって勢いがついてしまうことも(玄米を食べさせてくれる店が増えてほしい!)。要するに「足りない」のです。そんなとき、どうするか。
お代わりをします。ただし、ごはんではなく、
お味噌汁(またはスープ)
です。
これが案外いいんですよ。たまにはいいかと勢いでごはん大盛(おかわり)、九州ラーメン替え玉なんぞしてしまうと、そのときは良くても、後で胃が重くなる。その点、みそ汁は適度に具も入っていて、汁物ゆえの満腹感も得られます。腹持ちもそこそこ。
最後にお冷をグーッと一息に飲んでもいい。食事時間が終わった区切りというか、切り替わる瞬間というのかな。コップをタンとテーブルに置いてお会計っと。ちょっと物足りないのため息は、一瞬のブレスで解消できます。
写真は神保町スヰートポーヅの「中皿定食」です。これくらいさらっと食べなきゃね。みそ汁抜きの「餃子ライス」もありますよ。ぼくは頼まないけど。