落語会の帰り道、今日はどうしようかな。日曜なもんで平常モードとは異なり、やっている店が異なります。で、河岸を変えてみました。自宅方面とは逆方向、浅草です。
結論、どちらもお初のBAR2軒に伺い、とても楽しい時間を過ごせました。
浅草は自宅からどうってことない距離だけど、なかなか足が向かない。理由は単にひと駅ふた駅の移動が億劫だから。コロナ前はいろんなBARに、ひょこひょこ顔を出していたのに、特に今年に入ってからほぼ同じ店しか伺わなくなってしまった。
BARの魅力として特別感、非日常感はよく言われること。実際、酒を飲むときの雰囲気は大事です。加えて最近は「安心して落ち着いて飲める」のが自分にとっての付加価値になっています。こちらが店主やスタッフに対して気を遣うような「よそ行き」モードになると、くたびれてしまう。ぼくのような察知力の高い人間には、心底ホッとできる場が大事なのよ。
で、話を戻すと。とはいえ、やはり新しい店には伺うもんだな、と。初対面なのに、他のお勧めの店を教えてもらったり。発見があるし、何より心の空気の入れ替えになる。自分で上記のようにいろいろ言っていますが、新規開拓しないのは、つまり「余裕がない」だけなんですよ。
冒険心、探究心、好奇心を削がれる日常ね。いや日常ではなく単にトシのせいだったりして。パターン化の中に彩りをもたらす意味でも、新しいところに伺うことをルーティン……まで行かなくても、思い立ったら自動的に行動できる余白は取っておきたいもんだね。