一度ホテルに戻り休憩。そこから「JUICE」「BAR FAKE」という2軒訪ねました。
2軒目 JUICE
街を流れる釜川沿いの戸建てバーです。扉の前の、この粋な文句にやられてしまいます。先客が大人のカップル2人と若い女性2人連れの4名。その間のスツールに入れてもらい、アバフェルディ12年をストレートで。
初見の客だから、しばらくするとバーテンダーからいくつか聞かれます。どこから来たか、どうして宇都宮に来たか、ここはどこで知ったか、きょう何軒目か。
お隣にいた50代半ばくらいの葉巻の紳士は、東京に住んでいたらしい。餃子のことを切り出すと「東京のほうがよっぽど美味しいですよ」と持ち上げられました。意外な答えだったけど、彼女さんが傍らにいらしたから、まあ話半分に聞いておいたほうがいいなと内心ごちる。
どんなバーに行っているのかと聞かれて、即答できず困りました。気さくでカジュアルな店も、姿勢が正しくなるようなオーセンティックバーも好きだし。
そこから宇都宮のおすすめの店やバー、観光名所まで親切に教えてもらいました。もう一杯、ホワイトブッシュのストレートで辞去。酒よりも会話が濃かった時間でした。ごちそうさま。
「JUICE」のバーテンダー、佐藤大介さんは今年2017年5月に開かれた宇都宮の「カクテルカーニバル」の実行委員長を務めたそう。道理で熱心なわけです。この後どうするか決めてないと話すと、「”フェイク”がいいですよ。宇都宮カクテル倶楽部の代表をされてる方のバーです。ここから川沿いをまっすぐ。2階の赤い看板を目印に行ってみてください」
佐藤さんに勧められるがまま、そこから歩いて3分の「BAR FAKE」を訪ねました。(続く)