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「その人」に魅力ある店がなくなるのは、余計かなしい。

外食でラーメンを食す機会が激減している自分ですが、そんななか数少ないお気に入りの店が閉店してしまいました。
「麺覇王」と書いて「めんばーわん」と読ませる、文京区にあったお店です。

「コロナに効く!?」と謳ったスタミナラーメン(1,600円)が看板メニュー。豚肉から木の実まで10数種類も入った具材とスパイスで、食べている最中から汗だく。食べ終わってしばらくは汗が止まりません。
美味しいし、クセになる。たまに無性に食べたくなるラーメンです。

ラーメンよりキョーレツな店主のキャラ

しかし、この店のホントの名物は店主その人。
自分の作るものに確固たる自信がある。それがわかるのは「麺は残していいからスープは全部飲み干せ」という旨の貼り紙。

しかも注文した客のテーブルに、ちゃんと完食しそうか自ら確認にくる徹底ぶり。これはけっこうなプレッシャーだけど、不思議と嫌な感じがしないのが面白い。
で、たいていにおいて客と会話していく。

どこから来たの? 前に来たことある? ということから世間話まで。
いつかなんかは、日曜日はやっているのかと聞いてきただけの人が立ち去った後、「日曜くらい休ませてよ。日曜以外の6日来ればいいじゃない」とごちたのが聞こえてきて、クスッとしたことがあります。

繁盛してるけどあえて閉めるとのことで、それは英断だよな。最近奥方が亡くなられたことも影響しているのかも。

知っている店がまたひとつ。寂しいけど、これも時代の流れというやつか。
ほんとね、好きな店なら行き過ぎってことはないので、足繁く通っておくべきですな。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性