またまた摩訶不思議なメディア批判です。もはや触れるに値しないですが、ヒマネタで書いとくか。小室さんが週刊文春での不倫報道を機に会見を開き、そこで引退を宣言した件。
「けじめ」としてそこまでする必要があるかないかは置いといて(ぼくはなかったと思います)。自身で発言している通り、小室さんは心身ともに相当追い詰められていた。今回の報道があってもなくても、引退は時間の問題だったのかもしれません。
それはさておき不倫関係を報じた文春に対し、批判が集まっているようです。小室さん自身が引退まで口にしたことで、発作的に文春砲に怨み節を唱える人が見受けられます。
今回の件に限らず、報じたメディアの責任にしたい人に言いたいのだけど。結果責任までとれと言われたら、何も発言できなくなりますぜ。今メディア批判している人でも、いつ、何がきっかけで批判される側になってもおかしくない。ネット民が大嫌いなマスコミだけじゃない。ブログやSNSで発信することもリスクになるんですよ。
情報の送り手の想像を超えるほど、情報が一人歩きするのは、新聞やテレビの報道だけじゃない。課金サイトだろうと無名個人のブログだろうと、内容次第でテキストがナイフになることは十分ありうるのに。
なぜワイドショーが取り上げるのか、週刊誌が書き立てるのか。そんなの単純明快。大衆がギャーギャー騒ぐから、目くじらをたてる人が多いからですよ。
不倫の話題に反応するすればするほど、載せた週刊誌にすればしてやったり。ゲスだ売らんかなだと叩く前に、まず情報の受け手である我々が、赤の他人の不倫に対する過剰反応を止めるのが賢明なのではないですかね。
新聞・雑誌・テレビのようなオールドメディアだろうと、新進のウェブメディアだろうとそれは同じです。
この手のネタが商売になるという事実を前に週刊誌を叩いたところで、何の意味もありません。その情報に反応しているのは他でもない、読み手なんだから。