アフィリエイト広告を利用しています。

ノマド美容師にエールを送る。

いつも髪の毛をお願いしている美容師のHさんが独立するという。あらまどこに店を持つの、ってか移られたら困るなー。なんてギモンを口にする前に本人から「今までと変わらないので」と言われてしまった。

要するに早い話が歩合制。仕事が入ったら都度出勤するというスタンスになるようだ。

店舗、アシスタントといった場所や人材リソースは今まで通り使えるが、自分が得た売上の何パーセントかはフランチャイズオーナーに払う、ということらしい。

Hさんは腕がいいうえ、今まで新店舗の立ち上げや社内での企画開発などを手がけてきたデキる人。ヘッドスパや本格的トリートメントを他店に先駆けて取り入れて定着させたり、レセプションの社員教育に力を入れたり。新しいことに尽力してきたそう。

教育? レセプションって受付やってる子だよね。仕事熱心な子もいれば、中には腰掛けみたいな子もいるんじゃない?

「そう思いますよね。でも予約の取り次ぎや会計だけなら、本来”フロント”と言われるものです。お客様の好みや状態を見ながら、話を聞くのもレセプションの仕事なんです」

「レセプションはカウンセリングを行えるくらいに。で、われわれ美容師はコンサルティングを行うわけですね」

なるほど。そこまでの意識なら立派な社員教育だあね。自分の直接の仕事でもないテリトリーでここまで正面切って言える人、気持ちいい。すごいなあ。満を持しての独立で鼻息荒いと思いきや、

「定収がなくなるのはやっぱり怖いですよー」と苦笑気味。謙遜半分にせよ、キャリア15年しかもやり手のHさんですらそんな感じなのは少し意外。

サラリーマン美容師から卒業するのは、新店舗の立ち上げから逃れるため。この先のこと、自分の時間の確保。そんなことを考えに考えてオーナーに辞意表明。話し合った末、このような形に収まったとか。仕事ができるあまり、手放してもらえなかったんだろうね。

理美容師さんの独立というと、箱(店舗)の確保と中身(シャンプー台とかパーマの機械とかインフラ)のあつらえなど、イニシャルコストが半端ないイメージだった。

が、Hさんの話はそんな先入観を破る新しい響きで、聞いていて楽しい。ノマド美容師としての道を選んだHさんは、予約が入ればどこへでも行くというわけで。

「美容師を探している人がいれば、ぜひ紹介ください」と。どこまでも仕事熱心なプロに刺激されたなぁ。これからもよろしくね。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性