11月から12月にかけてジャパン・ツアーを行うキング・クリムゾン。オーチャードホールで行われる東京公演のチケットを取りました。2万円のSS席が瞬殺で取れず、どうにかS席を確保しました。
東京では11月末に3回、12月に2回の計5公演。東京を皮切りに札幌、仙台、金沢、大阪2回、福岡、広島、東京を挟んで、名古屋まで。実に13公演も行うんですね。
僕がチケットを取ったのは11月28日・29日、12月18日の3公演。できればツアーも追っかけたいところです。現時点で未発表ですが、高松での追加公演があると踏んでいます。前回、3年前の2015年に来日時も高松での追加公演が発表され、後にその模様を収録したライブ盤が発表されています。
前回公演(この記事の写真)では、ロバート・フリップがこれまで頑として演らなかった初期の曲をセットリストに入れて、ファンを驚喜させました。当時これがラスト・ショウかと覚悟して観に行きましたが、そのときから3年ぶりと意外に早く再来日してくれたのは嬉しいかぎり。封を解いての大反響に気をよくしたのか、後年はリユニオンで行くと決心したのか、単に旅をしたいのか。
もっとも、3年前の公演では「ついにフリップもリバイバル商売に走ったか」と思いましたが、実際に公演を見て、それが全く浅薄な見方だったとシャッポを脱ぎました。トリプルドラムの編成はじめ人数の増えた新メンバーで、音がより重層的になったこともあるかもしれません。昔の曲でありながら、単なる焼き直しではない新鮮さを感じたものです。
インタビューには応じそうもないフリップ翁ですが、ぜひテキストで彼の心境の変化を知りたいところ。3年前はひたすら感激でしたが、今回はもう少し冷静にライブを楽しみたいです。