オールドパー 12年、古き良き無骨な名酒。

オールドパー12年

自宅飲みブレンデッドウイスキー更新。
オールドパー12年です。
近所の酒販店マインマートで3,850円(税抜3,500円)。
何度か外で飲んでいたのですが、メモをサボってしまい……。
家飲み用に今回買ったことを機に、きちんと味わってみました。

オールドパー 12年 40%

  • 香り…ピート、辛子蓮根、フルーツミックスの小麦ブラン。遠くに濡れた段ボールが隠れている。
  • 味…穀物っぽさと、封を切って時間が経った洋モク。後口は生姜の甘露煮。
  • 総評…ストレートではピートが先立つが、オン・ザ・ロックにすると甘みが増して、こなれた味わいに。

1840年創立のグリーンリース社が、このオールドパーとクレイモアを販売。
日本には岩倉具視ら遣欧米視察団によって、1870年ごろに持ち込まれましたが、普及したのは1980年代になってから。
デパートが贈答用として売り出したことで、有名になったのだとか。

このオールドパーは20代のころに最初に飲んだ記憶があります。当時「なんかクセがあっていやだなぁ」と。
味も価値もわからない若造だった自分が悪いのですが、ネガティブな記憶は引きずるもので、なんとなく敬遠していたのです。

改めて飲んでみると、ピートが効いていて、あぁ若いころに抵抗があったのは、これだったのかと自分で納得。
コア原酒はスペイサイドのクラガンモアですが、それっぽさはほとんど感じられません。
飲みやすさに重点の置かれるブレンデッドウイスキーにあって、昔ながらを貫いているブレンデッドスコッチだと思います。

それに、オールドパーは「おっさんの飲むウイスキー」という印象が強かったんですよね。
吉田茂や田中角栄が愛飲していたとか、面取りした角形ボトルに描かれた英国史上最年長=152歳を全うしたトーマス・パーの肖像画(ルーベンス筆)とか、エピソードからボトルデザインまで古くさい。

けれども、浮き沈みの激しい洋酒界にあって、昔のままを貫くことはむしろ難しいはず。
流行に左右されない、変わらない無骨さを肯定したいです。

オールドパー 12年をテイスティング

この記事を書いた人

hiroki

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Webの中の人 / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて200軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新1,000記事超(2020年1月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性