フランスのリヴザルトワインカスクを使った、ブルイックラディの日本限定ボトルです。
ワイン樽のモルトのイメージとは異なる、ユニークな仕上がりでした。
ブルイックラディ 2008-2020 11年 リヴザルトカスク(Bruichladdich 2008-2020 11 Years Old Rivesaltes French Wine Cask)52.9%
- 香り…エメンタールチーズと塩おかき、ビスコッティ。後方にブドウ棚やハリエニシダも。
- 味…始終フルーティというかフルーツグラノーラ的。シロップに浸かった洋梨、マスカット、ライチなどの果物。
- 総評…個性派。乳酸や果実がわんさと出てくる。ワイン樽の意外な側面が出ている様相。
85点
@Heather Honey
店主がオフィシャルのスタンダード(クラシックラディ)と少し飲み比べさせてくださったのですが、違いは一目瞭然。
スタンダードは協調性抜群で、リヴザルトカスクは乳酸系の押し出しを感じます。
ブルイックラディ蒸留所は「マイクロ・プロヴェナンスシリーズ」という、いわばシングルカスクの実験的ボトルを続々と出しています。
原料となる大麦の種類はもちろん、熟成年数、製造年(蒸留年)、樽材の種類、ウエアハウス(熟成庫)の場所や環境、気候の変化など。
アイラ産にこだわるジム・マッキューワンさんのポリシーが窺える試みです。
これらの実験が後世にどう影響し、新たな定番が生まれるのか楽しみに待っておきます。