現在スプリングバンク蒸留所が造る3銘柄のうち、ヘビリーピーテッド麦芽を使用し、2回蒸留で造られているロングロウ。
このロングロウのSMWS(ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ)ボトル14年をいただくことができました。
ロングロウ(Longrow) 1990-2005 14y 56.9% SMWS 114.5
- 香り…鋭角的。ピート、海藻とだし汁、後ろにバニラウエハースが見え隠れ。
- 味…優しい。炉端焼きと、締めのデザートの焼きバナナ。長めの余韻。
- 総評…コワモテから想像する味のイメージが真逆。鋭いのに優しく、軽やか。
ロングロウは定番のノンエイジ大好きで、毎年1回の限定リリースも非常に楽しみなのですが。
オフィシャル以外のボトルを飲んだ記憶がなく、今回初めてボトラーの、それもSMWSボトルということで内心沸き立ちました。
うれしかったのは、現行のオフィシャルとの差がほとんど感じられなかったこと。
全く違う味わいだったらという恐れが少しだけあったのですが、杞憂でしたね。
でも、上写真のボトルのコメントをよぉく見ると「Smoked sausages and curry」と記されてますね。
うーん、カレーは感じなかったなぁ。
飲み比べたら、全く違った印象を抱くかもしれません(いいかげんですみません)。
でも、個人的な好みで言ったら「花丸」だったことは付記しておきます。
かつて存在したロングロウ蒸留所の現役時代を知る由もありません。
が、OBであれボトラーであれ、この香味がスプリングバンク蒸留所の一つの答えなのでしょう。
きっと昔もこうだったんだろうなぁと、勝手に思い込むようにします。