長野で観劇した翌日、県で長野、松本に次ぐ第3の都市・上田に立ち寄りました。
2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』を欠かさず視聴していたこともあって、真田ゆかりの城跡がある上田市は一度訪ねてみたかったのです。
こんにちは、hirokiです。
というわけで今日から4回ほど、上田市で歩いて訪ねた場所について少し触れます。
長野駅から上田駅は直通(乗り換え不要)で約40分、在来線の信越本線と篠ノ井駅でしなの鉄道に切り替わります。
新幹線で東京方面から長野駅のひとつ手前の駅です。
上田駅を降りて徒歩約2分の「みすず飴本舗 上田本店」に寄った後、歩いて上田城跡公園へ。
上田城は1583年(天正11年)に真田幸村の父親・真田昌幸が築き、徳川の大軍を2度も撃退(第一次・第二次上田合戦)した城です。
……という、大河ドラマで得た知識しかなく、現地で驚く有様だったのですが、
城郭(本丸)がない
のです。
名称の「上田城跡公園」の字面をよく見ろよって感じですよね。
せめて、それっぽい櫓門を外から写真撮影すればよかったのですが、うっかり忘れてしまいました。
下の写真は、公園の堀を外側から本丸跡を撮ったものです(うーん、地味)。
ちなみに上写真の奥、本丸側はゆるくカーブを描いているのが見えますか?
これは「隅おとし」といって、土塁の北東(丑寅)隅を切り込んだ鬼門除けで、上田城の特徴の一つ。
敷地内に現存するのは櫓3基と櫓門1基で、こちらは内部を有料で見ることができます。
公園内にある上田市立博物館と櫓・櫓門の共通券500円(どちらか一方の入場券は300円)を納めて、櫓に入ってみました。
面白かったのは、真田家家紋の六文銭を彷彿させる5円玉6つが櫓の格子窓に添えられていたこと(冒頭写真)。
三途の川の渡し賃が六文とされることに由来し、真田の武士はこの六文銭を旗印に決死の覚悟で戦ったそうです。
この5円玉6つで六文銭を模すことで、おまじないと大願成就の意味を込めているんだとか。
園内は桜の木が多数植わっていて、花見シーズンに来たら素晴らしいだろうなと思ったら、「千本桜まつり」という定例行事があるそうで。
今年は中止になっちゃったようですが、そのときに是非また来たいですね。