自宅飲みシングルモルト更新。
今回はスペイサイドモルト、ザ・グレンリベット12年のオフィシャルボトルです。
吉池本店で購入し、700mLボトルお値段3,465円(税抜3,150円)。
ザ・グレンリベット12年(The Glenlivet 12 Years old) 40%
- 香り…嗅いだ瞬間から花々とフルールの盛り合わせ。桃、洋梨、ネクタリン、パンケーキとホイップクリーム。
- 味…バニラウエハース、タルトタタン、蜂蜜、ミルクチョコレート、ブラウンシュガー。うっすらとテーブルコショウ。
- 総評…夜だけでなく朝酒、昼酒にも適したオールラウンダー。何にでも合うが、フィナンシェやマドレーヌが◎。
87点
晴れた陽なたに飲んだせいか、ルームサービスに出される朝食や、皿に乗っかったフルーツを想起させました。
やっぱり間違いのない定番モルトです。
政府公認第1号蒸留所とか、シングルモルトの歴史とかはここでは割愛しますが。
雑誌ウイスキーガロア23号(2020年12月号)によれば、グレンリベットの年間生産能力2,100万リットルはスコッチモルト1位(2位はマッカラン、3位はグレンフィディック)で、10年前の約2倍。
ポットスチルは28基で、2018年には第3蒸留棟を完成(!)させているというのだから、ペルノリカールの力の入れようがわかります。
それにしても驚異的な増産ですが、売上高においても、これら3つの銘柄とグレンモーレンジで毎年伯仲しています。
熾烈な上位争いはファンとして見ている分には楽しいものですね。
でも、それくらいヒットしているというか、定番化しているのもわかります。
グレンリベットを「物足りない」という酒豪はいるかもしれないですが、「苦手」という人はまず見かけませんから。
重量級の酒質やスモーキーピーティな香味は、飲み手を選びます。
が、このグレンリベットは軽やかでクセがなく、ほどよい甘み、どの肴を合わせても違和感がない。
万人受けする理由があるんですよね。
何度も飲んでいるのに、ブログ開設後に記していませんでした(相変わらずモグリ)。
こういうのが他にもいろいろあるので、これを機に追い追い書いていくつもりです。