東京の電車の混雑は元の風景に戻りつつありますね。
そろそろ気候が温かくなって、コートを羽織っても薄手のスプリングコートという人をよく見かけます。
男性がスーツを着なくなっているとか。
でも、注意深く観察してると意外に目にします。
ぼくが乗ってる都内の地下鉄では、通勤時間帯に道行く人の3分の1くらいはスーツな感じです。
スーツとはもちろん上下揃いのことですよ。その他の男性は比較的ゆるいジャケパンか、もっと自由な感じのカジュアルか。
自分が着なくなって言うのもなんですけど、スーツの全盛はまた来るだろうと思います。
なぜ長く着られてきたのか。
簡単な話、それが最大公約数にマッチするから。
それを着ていれば間違いないってやつです。
相手ファーストとよく言いますけど、服装はその端的な例です。
社会人において服装は自分基準ではなく、相手がどう思うか。
おしゃれか否かは当然関係ない。
失礼と思われるのは論外で、万人が礼儀正しいと思う服装、身だしなみこそ正義。
その好例がスーツなわけです。
デザインに多少の流動はあれど、折り目がある服が生き延びるのはヒトが着る以上当たり前。
流行り病で人と会うのが希少になるから、むしろスーツは高級化が進むんじゃないですか。
それもハレの服ではなく、ケの服で「オーダーメイド」や「ちょっといい生地の着心地」が普及する。
そういう世の中、すてきです。
男どものおしゃれが背伸びしないカタチで標準化するといい。
そういう時代、すぐそこです。