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「一段落」の誤読にみる、無責任の横行。

最近ほとんどの人が誤読している……ってか、誤読が一般化した現状が絶望的ですが、誰も言わぬなら声を上げましょう。
「峠を越えた」「今のタスクを終えた」などの意味で、よく使われている言葉に「一段落」がありますよね。
これ、なんと読みますか?

正しくは

「いちだんらく」と読みます。

○ 一段落(いちだんらく)
× 一段落(ひとだんらく)

いち-だんらく【一段落】[名][自サ]ひとくぎり。「ーしたらひと休みだ」
――小学館「新選国語辞典」第七版

「ひとだんらく」などという読み方は国語辞典に載っていません。
なぜ、こんな読み方が横行してしまったのでしょう?

一段落の同義語である「一区切り」(ひとくぎり)と、いつしかごっちゃになって、なんとなく語感のいい「ひとだんらく」が定着してしまったのでは……という仮説を個人的には立てます。
残念なことにアナウンサーや噺家など日本語のプロも普通に使っているので、どうしようもない。
敗北感でいっぱいですw

些末なことにうるさいねぇアンタは……などと言われそうですけど。
なんでもかんでも「言葉は絶え間なく変化していくもの」と乱暴に片付けたくないのですよ。
最近は新聞社でさえこういう曖昧で、なぁなぁな論調で情けなくなります。
言葉を操るマスコミが自らの発する言葉に責任を取らないでどうするの?

間違っていても声が大きい人の影響だけでひっくり返されていくのは世の常ですが、抗うべきところにはNOを突きつけていきます。

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「第1回目」は重複表現。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性