熊本のバー「夜香木」の木場進哉さんが「LEAP BAR」(東京・神田隅田町)でゲストバーテンダーとして登場したイベントに参加。
シグネチャーカクテルを3杯、飲ませてもらいました。
木場さんは、2021年DIAGEO World Class Japan Bartender of the yearで総合優勝を果たした腕っこきのバーテンダー。
実はそのコンペの模様をウェブで視聴していたので、ご当人が作ってくれるのは、かなりうれしい。
しかも通してもらった席がちょうど目の前で、ラッキーでした。
いただいたカクテルは3種類。
「テパチェマタドール(Tepache Matador)」はテキーラとメスカルのカクテルですが、印象としては南国フルーツ。
それもそのはず、テパチェとは米国で人気のパイナップルドリンクで、これを南米の酒と合わせたレシピが面白い。
甘すぎず、軽すぎず、暑気払いの乾杯にうってつけです。
ぼくが写真を撮たせてもらうと(上のアイキャッチ写真)、「いつもより多くステアしました(笑)」と。
失礼しました。
「フェニックスマティーニ(Phoenix Martini)」は白ブドウのウオッカマティーニ。
ケテルワンウオッカとホームメイドのヴェルモット、ヴェルジェシャルドネ、マスカットコンポート。
これがまたサッパリした飲み口で、ツーッと入っちゃう。
3杯目はお店の名前でもある「夜香木(Yakoboku)」。
夜にしか咲かない夜香木の香りを再現したカクテルで、タンカレーNo.10、ちょっと引き締まる香りはマーガオという台湾の香辛料ゆえか。
どれも美味くて、味わったことのない味でした。
カクテル=強いのではなく、木場さんのカクテルは飲み手をチル=安心させるものでは。
束の間、和みの時間でした。
「腕におぼえあり」はもちろんだけど、目の前で作ってくれる木場さんは、様子がいいね。
抜群の安定感、しかも速い。
当時店内は立錐の余地がないくらい激混みで(この日は立ち飲みスタイル)、注文が立て続けだったけど、難なく捌いていらっしゃったのには感嘆しました。
あとね、ぼくが良いなぁと思うのは、木場さんの優しい雰囲気。
なんというか、人となり、なんだよな、結局。
ファンだけでなく、同業のプロの方もいらっしゃっていたので、3杯ピャーッといただいて退散。
いやはや大賑わいなのが理解できました。
熊本、行かねば。
LEAP BARの中山理沙さん(2022年World Class Japanファイナリスト)との共演イベントでしたが、中山さんのはまた改めて。