今日もついさっきまで飲んでました。
実はね、通っていたBARが今年7月末をもって閉店してしまうのです。創業は1951年だから、実に72年。移り変わりの激しい時代にあって、「老舗」と言いきって良いでしょう。
マスターに告げられたのは6月頭で、閉店まで2か月を切っていました。あまりにも急なので二の句が告げないくらいショックでね。以後、この空間と雰囲気、人の匂いを焼きつけるべく、週2ペースで伺っています。
しかし、順応性とはある意味オソロシイもので、徐々に受け容れる心がまえができてしまう。これはこれで悲しき習性なのだけど。
で、今日はマスターの奥様とカウンターで久しぶりにサシ飲み。歌舞伎町でおふたりがやっていらっしゃった店に足を運べた時代があったのは僥倖だな。
会話? 至って特別なことなし。近況報告もそこそこに、いつもの世間話。BARは非日常空間とはよく言いますけど、同時に「いつもの安心感」も大事なんだよね。通えるとはすなわち、そういうことでは。
次回また飲みましょと挨拶もそこそこに帰り道。今日もまた愉し。