おなじみディープで太いボディのグレンファークラスとは異なる、軽やかバージョンです。
24年なのに、なぜかファークラスの素顔(若さ)の片鱗も感じられました。
グレンファークラス24年 1996 リカーズハセガワ&信濃屋&キンコー向け(GLENFARCLAS 24y 1996 1st fill Sherry Butt for LIQUORS HASEGAWA & SHINANOYA & KINKO) 53.4%
- 香り…一瞬の金属っぽい入口から紹興酒、砂糖たっぷりのデニッシュ、マスカット、オランジェット。
- 味…メローでほどよい熟成感。バニラクリーム入りレーズンサンド、アプリコットジャム。クローブの余韻が長い。
- 総評…ファークラスにしてはどっしりではなく、軽やかシェリー。完熟一歩手前であえて水揚げしたような、どこかネイキッドさも感じる。
88点
@燐光
シングルモルトラバーにはおなじみの酒販店、リカーズハセガワ、キンコー、信濃屋の3社が共同企画したジョイントボトルです。
飲んだ第一印象は「こういう軽いファークラスもあるんだ」という意外性。
たとえば、モルトの垂直・水平テイスティングでトップバッターに選択しても良いのではというくらい。
ディープなシェリー樽が好みの方には、やや物足りないかも。
でも個人的にはライトタッチのモルトが好みなので、これは良かったです。
2021年11月発売でネットではとっくに売り切れていますが、出会えたらぜひどうぞ。