HIDEOUT CLUB MAGAZINEの原稿ネタばかり恐縮です。そればかりで夜を彷徨っているのでご寛容を。先日は訪問した先が、アメリカンウイスキーであるバーボン主体にした店でした。スコッチではなくバーボン主体のBARがあること自体に驚きでしたが(世間は広い)、ここでいただいたバーボンが美味しかった。
記事でも触れたですが、バーボンをストレートで飲むことって、ぼくはあまりないのです。けれどこの日は違いました。ごく少数のスペシャルウイスキーをリリースしていることで知られるバッファロートレースという蒸留所の、銘柄の異なるウイスキーを3杯飲んだのですが……。最初の「バッファロートレース」だけロックで。そのあとの「オールド・ウェラー アンティーク107」、「ジョージ・T・スタッグJR」はストレートでいただきました。
BARの雰囲気もあるかもしれないけど、これが素晴らしい体験でした。マスターの解説を聞きながらということもあるけど、バーボンはこんなにリッチで食後酒にもなるウイスキーだったのか、と発見がありました。バーボンを指して「すいすい飲むウイスキー」と正直思っていたのだけど、失礼だったなぁと自分を恥じてます。
いや、お酒は気楽に飲んでいいとも思いますけど。スコッチやアイリッシュ、ジャパニーズ同様、バーボンについてもルーツや味わいを真剣に追ってみます。いや真剣だったはずですが、全然身が入っていなかった。今まで聞きかじりで知ったつもりが、全く分かってなかった。そう気づかされました。猛省です。そしてほんとうにいい勉強をさせていただいてます。