アンノック12年、もう大好きなシングルモルトです。おしゃれで爽やか。ウイスキーの重厚なイメージを覆してくれます。
アンノックを造るノックデュー蒸溜所が、ピーター・アークルというイラストレーターとコラボレーションした限定品の第4弾。試してみました。
アンノック ピーター・アークル エディション4th 46%
- 香り…穏やかながら主張あり。ドライイチジク、バニラ、コーヒークリーム。中盤から咲いたばかりのユリ、少しだけハリエニシダ。キャラメル。
- 味…ミディアムボディ。アタックで唐辛子。一転りんご、べっこう飴。レーズンバター。余韻は長い。
- 総評…甘く表情豊か。小悪魔的な魅力。ラベルを肴にデート飲みで。
- 次に飲むのは?…ひと昔前のグレンマレイ。
@カドヤ黒門町スタンド
アンノック12yとは全く異なるアロマ&フレーバー。アンノック12yのすっきりとしたテクスチャーと違い、こちらは中熟中庸でいたって優等生的。イヤミがまったくありません。
ピーター・アークルさんはスコットランド生まれニューヨーク在住のイラストレーター。NIKEやStarbucks、LEXUSなど著名ブランドのイラストで実績のある方です。
ピーターさんがアンノックのファンだったことから、ノックドゥ蒸留所訪問を経て、今回のデザインボトルが実現したのだとか。
ウイスキーのイラストラベルといえば、The Beatlesの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のアルバムカバーを手がけた、ピーター・ブレイクさんのボトルが有名ですね。先ごろのオークションで落札価格約1億1200万円という、とんでもない値が付きました。
ピーターつながりのアンノック、まさか同様のケースが起こるなんてないだろう、と笑い飛ばせないところが、今のシングルモルト情勢で……。