ポール・スミスが宣伝文句として使っている「ひねりのあるクラシック」という言葉が好きでね。正統の中にもチラッと遊び心が覗くマインドでありたいのです。
で、BARで飲ませてくれるカクテルの中にも、そういうのがありますね。クラシックカクテルのレシピを一部アレンジしたもの。大別すると以下のような感じ。
店のメニューにあるもの
これはわりとどのBARにもあるけど、強烈な印象に残ったのが横浜の「Cocktail Bar Nemanja」の「ジントニッキー・メルセデス」(アイキャッチ写真)。オーナーバーテンダーの北條智之さんによる創作で、こちらはジントニックのショートカクテル版。衝撃的なアイデアで、実際カクテルのキックも半端なかった。
バーテンダーが即興でつくってくれるもの
こちらもエピソードには枚挙にいとまがないけど、銀座「堀川」の堀川賀正さんに作っていただいたギムレットの派生版。写真を撮り忘れましたが、ウンダーベルグ、イェーガーマイスターのギムレットは、なんともハーブ全開。こういうギムレットがあるのですねぇ。締めくくりには最高でした。
オリジナルカクテルは、ちょっとした体験になって、後々の印象にも残ります。具体的にはバーテンダーに「なんとなく、こんなのが飲みたい」で伝わります。
そんなときにツイストカクテルに遭遇するかもね。これもまた出会いよのう。