満席の店内のカウンターにひとり滑り込んだ途端、おなじみのスタッフが「いちおうフルーツカクテルのも出しておきます」と。
めったに差し出されることがないアクスタのメニューを前に、「これは飲めってことか」と乗っかってみることにしました。
ゴールデンキウイのマティーニ
フルーツトマト、マンゴー、パッションフルーツなど4種類から選んだのは、ゴールデンキウイ(ニュージーランド産)。
「フルーツ飲まれましたっけ? 珍しいですね、ロングでいいですか?」「え、ショートができるならショートのがいいです」と所望し、あとはおまかせ。
で、差し出されたのはマティーニ。意外だ。
ジンと、グラスに添えられたのはローズマリー。
クラシックのマティーニは口当たりハードですが、フルーツカクテルはジンが下敷きになる感じ。表向きはキツさ皆無だけに、後から酔いが来るといわれます。
この後もカクテル、スコッチなどいただいたのですが、スタートをフルーツカクテルにすると気分が上がるのは発見でした。
カクテルに男女の区別なし
フルーツカクテル=見栄えする女子向けカクテルってな、ジェンダーバイアスが一部にあるみたいですが、んなこたぁない。
カルテル飲む男を好まない同性がいる風潮と同様。女性にしてもハードリカーを好む人はフツーにいるし、実際知人にもいて、彼女からよく情報を教えてもらいます。性別がどうではなく、共通言語があるのがいいんですよ。
飲みたい酒を飲めばいいんです、各々が。