最近のバーボンは洗練されてきて、マーケティングも考えられてきています。が、こちらはあえて古風を貫いているかのような無骨さがあります。バーボンって粗野な面が良さのひとつですから。
コック・オブ・ザ・ウォーク(COCK of the WALK) 40%
- 香り…煮卵、リムーバー、バター、インスタントのレモンティー。
- 味…オレンジフランベ、マカダミアナッツ、バタークリームケーキ。
- 総評…バタ臭さと、いがらっぽさ。六花亭のレーズンバターサンドと合いそう。
80点
@カドヤ黒門町スタンド
まず名前がいいね。「コック・オブ・ザ・ウォーク」ってヒビキが、なんだか偉そうに歩くニワトリを想像できて可笑しい。調べてみたら”威張っている親分””お山の大将”いう意味だそうで、やっぱり笑っちゃった。
1990年代にウィレット蒸留所(旧KBD=ケンタッキー・バーボン・ディスティラーズ)がリリースしてきたバーボンです。本品はネルソン郡バーズタウンを本拠とするヘブンヒル社で蒸留された原酒を独自に構成して熟成させたもの。ライ、ホイートの2つのレシピを駆使し、「エライジャクレイグ」「エバンウィリアムズ」「ヘブンヒル」などの200超の銘柄を送り出している同社ならではの遊び。さながらブレンデッドバーボンってところでしょうか。
米禁酒法時代のウイスキー「チキンコック」へのオマージュとか。そういえば同社には「ファイティングコック」という、「ワイルドターキー」に対抗したバーボンもありますね。この「コック・オブ・ザ・ウォーク」には良い意味で泥くささを感じさせる何かに魅かれるものがあります。
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