京都ではたまにタクシーを使います。急ぐときや近場への移動に限った話ね。
東京のタクシーと違い、京都タクシーの運転手さんは道には明るいので安心です。東京の運転手さんはわりと画一的ですが、京都はキャラクターの違いが明確です。
運転手さんのキャラは主にふたつあって、
- 寡黙で余計な話をしない
- 親切で行き先のトリビアや豆知識を教えてくれる
このふたつと思っていたら、今回の小旅行でもうひとつ加わりました。
- たっぷり皮肉を効かせる
結論、この手の運転手はめんどくさい
タクシーをつかまえて、乗り込むなりGoogleマップで検索しながら、
私「えーと、”ここ”に行ってほしいんですよ」
運「”ここ”じゃわかりまへんな」
私「(カチン、内心で)調べてるんだよ、黙って待てや」
私「(スマホの地図を示しながら)ここです」
運「ナビ入れますね〜(とナビで地番を入れる)」
(しばらく運転して)
運「お客さん、どこから来はったんですか〜」
私「東京です」
運「ほうですか〜。東京の方は京都ほんまに好きやなぁ」
私「(この時点で打ち切っても良かったが)そうかもしれませんね。東京の人か、外人さんですかね」
運「京都の人で住所で行き先言う人、まずいまへん。京都はほら、何々通りって、通りの名が付いていますやろ? その通り教えてもろたら、だいたい通じますぅ」
運転手さん、本質そこちゃいまんがなw
すんまへんなぁ、あなたの嫌いな東京からカネを落としに邪魔してなぁ。
通り名? なんだその御託、知らんがな。
そりゃ北大路通とか河原町通とか烏丸通とか、そういう大きい通りはわかりますが、全部把握してるわけねぇだろ。
客のせいにするのではなく、住所から「だいたいこの辺の通りだな」と察知するのがプロってものでしょ。この時点で東京の道を知らないタクシー運転手と変わらない。
ってか、あなた、ナビ頼ってる時点で観光客に説教する資格ないで!w
そうやってdisってりゃいいけど、カルマの法則が働いちゃうかもよ。事故に気をつけて、せいぜい安全運転してくだされ。
いやぁ、マンガに出てくるような京都人、それもまさかのタクシー運転手さん。都市伝説ではなかったのだなぁ。ダメ芝居の観劇料を払わされたみたいだせ。運賃を払いながら苦笑しました。
そう、ウィットに富んでるつもりの五流コメディアンが放つ、できそこないの即興劇だこれは。まぁこういうこともありますな。