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神戸北野ホテルは、朝食だけでも一大感動体験。

神戸北野ホテルの朝食

ブログで旅の備忘録を記す際、宿のことに言及することはほとんどないのですが、たまには触れさせてください。今回の神戸行きでは、2回目の宿泊となる「神戸北野ホテル」を使わせていただきました。存在自体がハイカラでメルヘン、ここに連れてこられて喜ばない女子はいないよねというようなオーベルジュです。

旅先のホテルや旅館での朝食は、訪問地と同様に大きな楽しみのひとつです。この朝ごはんが神戸北野ホテルはすごい。冗談抜きに、ここは朝メシ目的だけでも訪ねる価値があります。その朝食が冒頭のアイキャッチ写真です(雑なスナップでごめんなさい)。

総支配人で総料理長の山口浩さんが師匠ベルナール・ロワゾーさんから公式に贈られた(ホテルのフロントにその証が)という、ヨーロピアンスタイルの朝食。上の写真を見てもらえればなんとなくお分かりかと思いますが、他のホテルの洋朝食と明らかに異なりますよね。

【神戸北野ホテルの朝食】
◇パンとフィナンシェ
写真右の木箱(2段重ね)に入っているのは、クロワッサンやパン・オ・ショコラ、フィナンシェなど。バターはトマト・パセリ・プレーンの3種。食べきれなければ、テーブル上に添えてある袋に入れて持ち帰ることができます。
◇生コンフィチュール
保存食の意味合いのジャムと異なり、フルーツの最も美味な瞬間を切り取ったようなコンフィチュール。驚くなかれ、砂糖をいっさい使っておらず、甘みは果実本来のもの。なのに甘いんです。ほかに栗の花のハチミツ、アーモンドペーストなど。パンに塗っても、グラノーラと一緒にしでもOK。
◇ポトフ
鶏のコンソメを使った野菜ポトフ。
◇ジャンボンブラン(生ハム)
シャンボンブラン=生ハムのこと。ハムは2種類。パンの上にバターとともに乗せて食べるのがおすすめとのことですが、このハム単体でも美味しい。
◇ヨーグルト
神戸北野ホテルのオリジナル。
◇タピオカ・オ・レ
丹波の黒豆、ドライフルーツやナッツ入り。
◇プルーン
紅茶に漬け込んだプルーン。ヨーグルトとともにでも、単体でも美味しい。
◇半熟卵
丹波地鶏の鶏卵を使用。添えてあるエッグカッターのボールを3回ほど落とすと、上部に割れ目が入り、その殻を外してスプーンでいただく。
◇飲むサラダ
目にも鮮やかな5種類。右端の長いグラスは「オレンジ」か「グレープフルーツ」かを選びます。
◇季節のフルーツ
ひたすら自然な甘さ。もちろん砂糖不使用。
◇カフェ・オ・レ
コーヒーだけでも良いですが、丹波・但馬の低温殺菌牛乳で割ってもOK。カフェ・オ・レで楽しむのがヨーロピアンスタイルだそう。

以上。うう、書いてるだけでまた食いたくなってきた。ひとことで言えば「テンションの上がる朝食」ってこと。フルーツを「生のまま」で使うと、こうなるんだなぁといたく感心してしまいます。

このスタイルの朝食を日本でいただけるのは。ここ神戸北野ホテルが唯一。それが確固たるブランド力になっています。神戸はひじょうに進んだ街なのに、なぜか宿の選択肢が少ないんですよね。ですが、ここ北野ホテルは「泊まる、食べる」を目的にわざわざ訪ねるだけの価値ある希少な宿です。

神戸北野ホテル

神戸北野ホテルの2階から1階をのぞむ

神戸北野ホテルの朝食メニュー解説をはじめ、詳しいレビューや口コミ紹介は下記リンクの記事がおすすめです。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性