神戸は国際的な観光都市でもありながら、個性的なホテルって思い浮かばないんですよね。パッと出てくるのは北野ホテルと、ホテルケーニヒスクローネ神戸くらい。というわけで、先日神戸を訪ねた際、後者ケーニヒスクローネの宿を1泊2日で体験してきました。過剰なほどのファンシーな雰囲気が楽しいホテルです。
「ケーニヒスクローネ」は1977年創業、兵庫県神戸市中央区に本社のある洋菓子・パンメーカーです。神戸、大阪を中心として、関西に多数店舗を展開しています。東京や神奈川など関東の人にはデパ地下に入るスイーツ菓子の店、という印象でしょうか。
なにしろお菓子屋さんがホテル事業を行っているのが意外。以前、旧居留地を散歩中に、一際目を引くワインレッドカラーのヨーロピアンな建物を目にして以来、一度泊まってみたかったんですよね。
あのクマちゃんのキャラ(「くまポチ」って名です、知ってました?)のオブジェを横目にチェックイン。一部屋一部屋ルーム名が付けられていて、充てがわれた部屋は「コバルト」と名付けられた913号室。中はこんな感じ(下写真)。
はい、説明必要ですね。ベットカバーからクッション、スリッパ、ティッシュケースに到るまで、くまポチ一色。かわゆさの誘惑に負ける人が多いのか、「もしホテル備品を持ち出したら、請求しますよ」という旨の注意書きが机に添えられていました。くまポチグッズは1階フロントで販売しているので、ほしいのであれば、きちんと買いましょう。
部屋だけでなく、宿泊フロアの通路も世界観が徹底してます。
それにしても。こういうおとぎ話、メルヘンな世界が好きな女子やお子さんには、たまらんでしょうね。ここまで押し出されたら、誰も「カワイイ」を否定できまい。実際、女子会の需要を見込んでか、エレベーターに「女子会プラン」の案内も貼ってありました。
朝食会場はホテル1階のショップ&カフェ「くまポチ邸」で。ウイルス騒動の只中ですが、意外にもお客さんはけっこういて、席の大半はカップルや家族づれで埋まっていました。よきかな良哉。
2020年3月20日〜同月22日の週末を利用し、神戸・京都・大阪に遊びに行ってきました。お目当ての宝塚花組公演が中止になってガッカリしてたのですが、その分は飲みだ俺、くいだおれ寸前という塩梅で代替。結果、予定通り足を運んで正解でした。本項含め、しばらく関西旅行関連の記事を更新しますので、よかったらお付き合いください。