週末、藝大美術館の『大吉原展』を見に行った際、おなじみの上野公園を歩いたのですが、人出がすでにすごいことになっています。
言わずもがな花見です。
個人的に宴会が苦手で、花見やバーベキューパーティーのようなアウトドアも然り。
ですが、道路の側道一帯や植え込みのスペースにレジャーシートを広げ、やんややんやと飲み食いしている人を見るのは、なかなか面白い。
桜、まだ蕾だよ。ほとんど開花していないのに勇んで集まるのだから、花見は建前で宴会が主目的なわけです。
花見なるイベントは昔から存在するものですが、人出を眺めるたび、日本人のDNAに組み込まれているものなんだなと。
この時期にやって来た海外のツーリストには奇異に映るかもしれませんが、東京の上野や千鳥ヶ淵、飛鳥山辺りを歩いてみれば、良さが分かる人もいるかもしれない。
流行り病を経た後、家族・友人・仕事仲間等々が揃って集う機会は目に見えて減りました。
「気候が温かくなった」「パーッと華やか」というだけでなく、交流・交友を復活させる意味でも、花見というシーズントピックスは大事なんだろうね。