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「蒲タコハイ駅騒動」で正しいクレーマー対応と炎上について考える。

ダメもとでお願いしたことを相手がのんでくれたとき、「言ってみるもんだね」とよく言いますが。
相手が意を酌んでくれたことへの想像力は、常に持っておきたいところですわ。
反対に自分が「いいよ」と相手の意を酌んだときは、恩着せがましい言動をしないように。ってか、たいして重くないなら忘れちゃうのが吉。

京急蒲田駅ホーム上をイベント会場にして即席の酒場にする企画「京急蒲タコハイ駅」が、NPO法人のクレームを受け、看板撤去させられる事態になりました。
すでにネット上で散々意見が出ており、ニュースを目にした人もいるでしょう。

完全無視が正解であり、聞いてはいけない

クレーム内容は、駅が公共性が強い場であることを端緒に、乗客には酒が飲める人・そうでない人や未成年も含まれ、酒類広告が朝の移動時になじまない……というもの。
……っと、どこから突っ込んだらいいのやら。
ひとことだけ言えば、アルコール類の交通広告はすべてNGとなる。駅名表示板だから? その理屈、苦しいと思わんのかね。この時点でNPOの主張は論理破綻しています。

企画したサントリーと京急(さらには地元商店会)は飛んだとばっちりですが、今回の言いがかりで「炎上対応」とばかりに早々と看板撤去の判断を下してしまったのは悪手ですよ。
この手のクレーマーに「自分たちが悪うござんした」と誤ったメッセージを送り、相手を勘違いさせてしまう。
そればかりか、強気で難癖をつければ引っ込めるぞ、いい前例ができた、とばかりに喜ばせるだけです。

だから黙殺すればいいのです。期間限定イベントなんだから、やり過ごせばいいだけ。

企業は広告とセットでクレーム・炎上対策を考えねばならない時代に

今回のアルコールだけでなく、たとえば性の違い、老若の問題(エイジズム=年齢差別)などに類する商品やサービスを扱い、関連広告を打つ際は、万一の炎上を考慮に入れなければならない時代となりました。
炎上をさせないのが第一であることは当然として。

多様性という言葉が定着しつつある半面、それに乗じて「少数派がいるんだから配慮しろ」という言説が罷り通る世の中はおかしい。
この意識は常に持っておきたい。

まとめ

ここまで書いて、ふと。
まさかサントリーが、このクレームが起こることまで計算に入れていて、わざと過剰反応することでパブリシティ効果を得ようとしていたら?

サントリー宣伝部がギョーカイの花形であり、ヤリ手であることは周知ですが。んなことはないよね、うん。
妄想極まれりというか下衆の勘繰りな自分に笑っちゃう。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性