文春オンラインで、現役美容師のインタビュー記事が載っていました。
なぜ美容師さんは客と積極的に会話するのか、というテーマです(下記リンク参照)。
こんにちは、hirokiです。
美容院と美容師さんには思うところがあり、ちょっと考えさせられているので、今日はそのことについて少し。
ぼくも個人的に同じ美容院の、同じ美容師さんに切ってもらっているのですが。
最近この美容師さんとの会話が苦痛になってきているんですね。
その人は腕がよく、こちらの希望・注文からズレることがまずない。
なので贔屓にして、指名予約させてもらっています。
が、ちょっと「ひとこと多い」のが玉に瑕なんですよ。
あまり触れないでほしいことに繰り返し言及するので、「もう、その話やめてもらえませんかね」と言っても聞かない。
冗談だと思われているのかもしれないのですが、この空虚なやり取りはどうしたもんかな、と。
もちろん「察しろ」とは言いませんが、もう少し注意深く耳を傾けてくれたらうれしいんだけどな。
会話すりゃいいってもんじゃないぜ。
なんというか、「距離感」がわからなくなる人っていますよね?
こちらが常連客なんで、油断してやしませんか?
「フランクな接客」と「不躾で気易い接客」を混同してやしないか。
対面のコミュニケーションの大事さを痛感する今だからこそ、ここをもう少し胸に手を当てて考えてほしいんだよね。
会話から接客相手のイメージをつかむ、という美容師さんの言うことは理解できなくはない。
でもいっぽうで、なぜ「千円カット」の店が路面にできているのか、考えてほしいとも思うのですよ。
時間もかからず、面倒な会話もなく、おまけに安い。
千円カットはそういう潜在ニーズに一気に応えたということを、美容師さんは目を背けずに向き合ってほしい。
うわっツラのコミュニケーションや接客、メニューの多様性でマネするのではなく。
ましてや、客に「会話しろや」と説教するのでなく。
ほんとうの意味での「ホスピタリティ」や「相手がどうすれば居心地いいと思えるか」を追求してみたらどうですか?
美容師であるアナタ、「月(ひと月〜3カ月)に1回だから、このつまらん会話も我慢するか」というサイレントマジョリティを侮るなかれ。