サラリーマンであれ個人事業主であれ、経営者であれ労働者であれ、学生であれ児童であれ。
生きる以上は老若男女問わず、誰だって第三者から評価される機会がない人はいません。
評価というものに「自己評価」なんてものは不要で、第三者からの評価「客観評価」がすべてです。
自民党の某政治家が党総裁選に立候補するに際し、首班指名された後もTwitterでのブロックはすると公言したとか。
この人はTwitterにおいて自分の名前の記載がなくても、自分に関連するツイートをエゴサしてリツイートする使い手ですが、こと自分に向けられたネガティブなツイートには打たれ弱いようです。
曰く「『誹謗中傷は駄目だ』とむしろ総理のような人がはっきり言わないといけない」だって。
えーっと、誹謗中傷と批判とを勘違いされていませんか?
新聞の社説やコラムなどは、与党寄りとされる一般紙ですら批判的な論調を掲載するわけだし、SNSに至っては痛烈な意見が刻々とタイムラインに流れています。
そんなものに耐えられないようでは、そもそも宰相の器ではないでしょう。
自分に耳障りのいい意見だけ聞き入れ、耳の痛い意見を排除する。
本来後者のほうが大事なのに。
個人的には、この人が原発に異論を唱えたときは「自民党の中でも面白い人が出てきたな」とニヤッとしたものですが。
今や変節を通り越して、どうにも独善的・独裁的な言説に、危険なものを感じます。
来年の衆院選の「つなぎ」とはいえ、少しはマシな人になってほしいものです。
それにしても与党も野党も劣化が激しい。特に与党は酷い。
内政でも外交でも、かつては一線を超えてはいけない防波堤というか、自浄作用が機能していたように見受けられたのですが。
「自民党をぶっ壊す!」とええかっこしいな首相以降、国の衰退に拍車がかかってしまった気がします。
まぁこんな国、とっくに見限っているからどうでもいいんだけど。