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「お遊びの店」の引き際の流儀。

風俗店引き際の流儀

あまり表立って書くことではないのだけど。
近所にある風俗店が閉店するという話で。
デパートやスーパー、商店街のすぐ近く、それらが密集した広小路から入ってすぐのところ。

よく通る道沿いにあり、入浴料の案内板の上に貼り紙された「閉店のお知らせ」で知りました。
予想すらしないこと。驚きました。

この店に一度も入ったことがないですが、中高年の方が店に吸い込まれていくのをたまに見かけます。
お客さんに向けた温かいメッセージに、グッときましたよ、ええ。

下記文面(一部)抜粋

長い間ではありましたが何度も足を運んでいただいたお客様、遠方より来店していただいたお客様、常々ご利用いただいておりましたお客様に心より感謝いたします。
最終日となる八月三十一日までの間、お近くにお立ち寄りの際は、ぜひ遊びにいらしていただければ幸いです。
まずは略儀ながら書中にて閉店のご挨拶を申し上げます。

ああ、なんだこの、お客さん一人一人に声かけしているかのような言葉の数々は。

「ぜひ遊びにいらしていただければ」なんて、粋。落語の廓噺で聴く文句だよね。

なぜお辞めになっちゃうんだろ、他の地で店を開くのかしら、お客さんやスタッフはこれからどうするんだろ?
全然縁がないのに、なぜか関係した人が気になってしまう。

このお店さんは業態が風俗店というだけで、ぼくにしてみれば「地元に溶け込んでいる店がまたひとつ消えてしまう」って感想。寂しさを禁じ得ない。

店とお客さんが、またどこかで結びつくといいな。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性