ボトルに映える「N」の字がビビッドですが、エヌと読ませるのではなく「フロンティア」が銘柄名です。
余市好きにも振っておいて、その実、全方位ってやつですかね。
ニッカ フロンティア(NIKKA Frontier) 48%
- 香り…かなり控えめ。レモン、生姜、はちみつ、べっこう飴、奥のほうにうっすらとピート。
- 味…やや甘め。チャイなどの紅茶。隠し味のスパイス。後口は水あめ。少量の加水で穀物み。
- 総評…砂糖入りの紅茶っぽい。背後霊のようなピート香が。加水でコンテンツが消える。
80点
@カドヤ黒門町スタンド
参考小売価格2,200円(税込)。500mlボトルはクセモノですな。ただしウイスキーは容量ごまかしのステルス値上げは不可能。この振り切り方は今後ボトルの小型化を推し進めるというメッセージなのでしょうね。
同社ウイスキーの定番品のニューリリースは『セッション』以来4年ぶり。
キーモルトは同社のヘビリーピートにして看板『シングルモルト余市』で、原酒比率は51%とのこと。
ただし。余市の印象が先に立つと拍子抜けするかもしれない。正直言われなければわからないくらい、うっすらとピートが漂っている程度。
余市はブラフ……は言いすぎとして、飲みやすさにチューニングしているんだろうなぁ。
高すぎず安すぎず。通からライトユーザーまであらゆる飲み手を意識した絶妙なストライクゾーン設定。
ってなことは考えず、とりあえず飲みましょう。
これは単体もさることながら、カクテルの主材料としてもよさげ。スコッチではないけど「ラスティネイル」とか、どうだろう。
価格:2200円 |
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