英国のリカーショップ、The Whisky Exchangeオーナーのスキンダー・シンさんが設立したボトラー、スペシャリティ・ドリンクス。「ザ・シングル・モルツ・オブ・スコットランド」「エレメンツ・オブ・アイラ」などのシリーズをリリースしています。そのスペシャリティ・ドリンクスによる銘柄のひとつ、ポートアスケイグをいただきました。
ポートアスケイグ 100プルーフ 57.1%
- 香り…入口に主張あり、すぐになだらかに引いていく。鰹出汁、仁丹、苔、シダー。レモンソースのステーキ。
- 味…ミディアムボディ。マスタード、ホウレンソウのおひたし、ラズベリーの甘み。後口は唐辛子。
- 総評…たゆたう藻と若干のシトラス感。比較的とっつきやすいアイラとして、間口広く好まれそう。
@カドヤ黒門町スタンド
ポートアスケイグという名称は、アイラ島のカリラ蒸溜所に近い港町に由来しています。蒸溜所名や熟成年数は非公開ですが、個人的には中身はカリラと推測。名称がヒントになっているし、味わいの印象(アードベッグっぽさも)からもきっとそうだろうな、と。
余談ながら、英国のプログレバンドのキング・クリムゾン(大ファンです)が、2017年の世界ツアーでエレメンツ・オブ・アイラのラベルをもじったビジュアルクリエイティブを展開していて(そのタイトルも「THE ELEMENTS OF KING CRIMSON 2017」)、なんだか面白かったですね。ロバート・フリップ師、スコッチ好きなんだろうか。