長いアードベッグです。
結論、うんまっ!
久しぶりのアードベッグ、めっちゃ楽しめました。
アードベッグ アーーーーーードベッグ!(ARDBEG Arrrrrrrdbeg!) 51.8%
- 香り…入口はピート、燻製したハム、ヘーゼルナッツのラテ。和菓子の最中の後に場違いな柑橘。
- 味…苦甘いスタート。仁丹、金柑、ワインビネガー、酢漬けの谷中生姜、クリーム。
- 総評…おなじみのピートで入るものの、続々と甘・苦・酸がうねる。全く飽きさせない変拍子のドライブ感を楽しめる。
90点
@LEAP BAR
ライウイスキー樽で熟成させたノンチル、カスクストレングスのアードベッグです。
いやもう、旨いのひとことですが。
スペック不明のまま「??」と飲んで、後からライの樽と聞き、納得できるようなできないような。
とまどいました。
このネーミングのオンビキの長さが「うまーーーーーーいっ」みたいな、快哉を叫びたくなる旨さと言いたいのでしょうか。
毎年のことなのでオフザケのネーミングも、すっかり定着した感。
このアードベッグは13年にわたり蒸留所長を務めたミッキー・ヘッズさんの退任を記念した、コミッティー会員限定ボトル。
ボトルに描かれているのは海賊姿のミッキーさんで、パイレーツ・オブ・カリビアンならぬパイレーツ・オブ・ヘブリディアン(ヘブリディーズ諸島)の意味だそうな。
発想力の豊かさや実験を面白がる余裕→話題になる→リピーターやファンが増える……という、ビジネスで成功しているからこそ生まれる好循環。
遊び心だけでなく仕掛けも派手で、毎年リミテッドボトルを目にするたびに「やり手だよなぁ」と感心させられます。
ミッキーさん引退後、どのようなものを出してくるのかも楽しみです。