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五輪フィギュアスケートに見た新時代の選手像

ミラノ・コルティナ2026年冬季オリンピックはご覧になりました?
唐突にしかも今さら話を振っておきながら、私は期間中に生中継を一切視聴していません。

が、後刻スポーツニュースやSNSで一部に触れて感じたことをここで短くメモさせてください。

「りくりゅう」ペアの演技

フィギュアスケート・ペアフリーの三浦/木原選手の演技にはやられました。
ふたりのことを全然知りませんでした。たまたまワイドショーで見たのですが、あの演技になぜか涙が。
ジムでマシントレーニング中にもかかわらず、思わず手が止まってしまうほど。

あれが「ゾーンに入る」ってやつでしょうか。音楽や拍手が音声として入っているのだけど、無音に感じられたのはなぜだろう。

金メダル獲得は疑いないし、表彰台以前に演技そのものが神がかっていました。
神なんて言葉を濫用したくないですが、神の宿る、神の舞い降りる、神の微笑みを得られる人は確かにいるのだな、と。

フィギュアスケート女子シングルの坂本花織選手

銀メダルを獲得した坂本さんは選手間の交流にひと役買っていました。
エキシビションで選手全員が入る集合写真を自撮りしたりとか、表彰式で金メダルのアリサ・リウ選手のマスコットを直してあげるシーンとか。

日本選手団だけでなく、本番で出しきった互いへの国境を越えたリスペクトがあります。
それはおそらく配慮などではなく、姿勢が自然と行動に反映されているだけなのだと。

フィギュアスケート女子シングルの中井亜美選手

演技もさることながら演技以外でも天真爛漫さを発揮しているのが中井さん。
本番での弾ける笑顔と、取材陣やカメラに見せる屈託のなさ。
愛されて育ったのだろうなぁと思うし、その背景には家族やコーチなど周りの人たちのよさがあったことは想像に難くない。

中庭健介さんというコーチは見るからに控えめで、どんな指導方針なんだろうと調べてみたら、なるほど納得。

スケートに見る新時代の選手像

坂本さんや中井さんのインタビューの映像などを見ると、競技外では一見どこにでもいる若者なんですよね。
競技ではもちろんガチ。でも競技スポーツでありがちな悲壮感は彼女たちにない。

もちろん血の滲むような努力はしているのだろうけど、それを表には出さないのです。
このふたりを見ると体育会系とか、スポ根とかが遥か彼方の出来事に思われてしまう。

私はスポーツ中継にさほど興味がなく、たまにMLBやサッカー、モータースポーツを見るくらい。
スポーツの大会で盛り上がる時勢こそ「スポーツウォッシング」が蔓延ると身構えるひねくれ者ですが、あのときばかりは魅了されました。

ガチ、だけど追い詰められるのではなく、凛々しく気高い。
試合が終わればノーサイド。
それが見ていてとても気持ちいい。

あとね、どんな競技であれ選手には極端な負担にならない程度に実力を出し切ってほしい。
適度なゆるさは怠けではなく、しなやかさなのです。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

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