アフィリエイト広告を利用しています。

フォトショの功罪と、大人の子ども化と。

グレンモーレンジ蒸留所

雑誌を作る側の人間がこんなことを言ってはいけないのですが。修正なしでそのまま表紙やグラビアに出せるタレントさん、今どれくらいいるでしょうか。老若男女、所属事務所の大小関係なく、ふつうに「修正お願いします」などと依頼されるのが当たり前です。

修正って、文章のことではないですよ。写真の話。プロのカメラマンがレタッチしたうえで、反映したゲラ(あるいは先行して画像のみ)を事務所さんに送り、担当マネジャーがチェック。たいていの場合「進めてください」と当方が希望する返答ではなく、注文付きでゲラが戻されます。

「首筋の皺を消して」
「ほうれい線を薄く」
「目のクマを取って」

ある女優の場合、うっかり修正が過ぎて涙袋を取り除いてしまい、復活させたなんて笑い話もあるくらい。カメラマンのレタッチ後に修正する場合、デザイナーによるDTPソフト「Photoshop」での処理となります。このフォトショはなんでもできちゃうから、要求がエスカレートするのは当然といえば当然なんですよね。

確かに、特に女優は若く見られてナンボ。知名度メジャーな人ほど、化粧品のCMオファーが来なくなるのは恐怖にも似た感覚なのかもしれない。

長寿時代を迎えつつある今だから、若者化がもてはやされるのはある程度仕方ないんだけど。年齢を積み重ねての魅力ってものがある。老いることをもう少しポジティブにとらえないと、先々つらいだけ。見た目ではなく、気力がある人は自然と若く見えるものだし(「若作り」のことじゃないよ)、経験・年輪を重ねた風貌は雰囲気が自然とにじみ出てくるもの。

本当は人前に出る俳優やタレントさんにそう意識してほしいけど、そういう人たちが大人の子ども化に影響を与えてしまっていることは残念。ポジティブに、かっこよく老いたいな。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性