信濃蒲公英=「しなのたんぽぽ」だそうです。ルビ振ってもらわないと読めません。この名は本坊酒造マルス信州蒸溜所のある、長野県に咲くタンポポに由来するそう。確かに、どこか素朴な魅力のあるウイスキーでした。
シングルモルト駒ヶ岳 Nature of Shinshu 信濃蒲公英 52%
- 香り…樽香。ハチミツがけのパンケーキ、少し粘土。加水して酒粕。白粉。
- 味…アタックは黒胡椒。終始スパイシー。クランベリー。後口はマスタード。加水してドライに。
- 総評…一見リッチだが、飲み疲れしない汎用性あるシングルモルト。かつ複雑。あらゆる層に受けそう。
- 次に飲むのは?…トバモリー10y。
@カドヤ黒門町スタンド
入荷したばかりというボトル、抜栓してもらいました。ラベルの解説に「2014年蒸溜のモルト原酒主体に、20年以上熟成された長期熟成モルト原酒をヴァッティング」とあります。
アタックはシャープというか、チクっとするような印象。ですがそれは一瞬で、非常に飲みやすくなったのは、長期熟成との絶妙なプレンド感ゆえでしょうか。飲むほどに優しい温かみある時間が過ごせます。11,000本限定、飲むなら今ってところでしょうか。
同じ本坊酒造のマルス津貫蒸溜所のほう、ニューメイクが気になります。先々が楽しみです。