アムルットの後の2杯目。今度はジャパニーズです。余市は年数ものが終売となって久しいですが、その申し訳なさから来るアソビでしょうか。ニッカウヰスキー、こんな樽をスタンバイしてたんですね。
シングルモルト余市 モステカルウッドフィニッシュ 46%
- 香り…ぷーんと発酵臭の後にナッツ。マスカット、ほのかにイチジク。グレープシードオイル。
- 味…ライトボディで甘酸っぱい。レーズン、マジパン。
- 総評…余市ファンに、サプライズとして出してみたい。余市のスモークさと樽の個性はトレードオフ。
- 次に飲むのは?…タリスカー ポートリー。
@どれすでん
2017年9月にリリースされた、余市と宮城峡の日本限定もの。酒精強化ワイン樽の中でも、シェリーやマデイラに寄らず、ポートワインそれもモステカルというマニアックなほうに展開したのですね。ちなみに欧米市場限定として、この両ブランドは「ラムウッドフィニッシュ」を展開しています。
余市の放つ変化球。はっきり言ってこれをブラインドで試したら、余市と当てられる自信ありません。余市のどっしりしたピート感は、完全に消え失せてますからね。反対に静かな果実香がたゆたいます。
これはこれで悪くないですが、余市ファンは肩透かしを食らうかもしれません。この樽でのトライアルは、むしろ宮城峡のほうがマッチしてるかも。次回それを試してみます。