アラン マルサラカスク。これ自体がデザート。

アラン マルサラカスク

アラン蒸溜所はアイル・オブ・アラン・ディスティラーズ社の独立経営により、シングルモルトのみ生産している数少ない蒸溜所です。ゆえに熟成年数の散らばりだけでなく、樽のバリエーションも数多い。「なんちゃらカスク」とラベルに表記される、あれです。

なにしろ樽の種類自体が珍しい。リミテッドになるのは仕方ないものの、メーカーのオフィシャルボトルとしてリリースされる種類の多さで、アランは群を抜いている印象です。ひと月ほど前に仙台で飲んだアランのメモを放置していたので、ここに記しておきます。

アラン マルサラカスク フィニッシュ 2018 50%

  • 香り…控えめ。麦芽、アップルパイ、クリームブリュレ、シナモンドーナツ。後半に洋梨。
  • 味…ライト寄りのミディアムボディ。白出汁、シリアル、オランジェット、キャラメルがけのバニラアイスクリーム。
  • 総評…ひたすらクリーミー。食後のデザートとともに楽しむにうってつけだが、これ自体が単品デザートな楽しみが。

@ASHIR

アラン マルサラカスクをテイスティング

スペインのシェリー、ポルトガルのポートワインとマデイラワイン、さらにイタリア・シチリア産のマルサラワインで世界4大酒精強化ワインと総称されるそう。これはそのマルサラ酒の樽でフィニッシュした一品。マルサラ酒になじみはありませんが、ティラミスの材料として使われるといいます。

マルサラワインは辛口をセッコ、半辛口をセミ・セッコ、甘口をドルチェと呼ぶそうですが、このマルサラカスク フィニッシュは、どの辺りの樽を使用しているのでしょう?

シェリー樽熟成のウイスキーでは、辛口オロロソ、甘口のペドロヒメネスなどは明記されていることが多いですよね。そこまで突っ込まれていないのは、樽としてのサンプル数が少なく、細かくタイプを区分けするまでに至らなかったと勝手に推測します。

あるいは複数の味わいを混和しての出来栄えか。ラベルに記されたサインの主、マスターディスティラーのジェームス・マクタガートさんに聞くしかありません。

この記事を書いた人

hiroki

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編集者 / ライター / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて100軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新750記事超(2019年2月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性