東京・神田でBARをつかさどる方が集い、神田祭の開催に合わせてリリースされるイチローズモルトの限定ボトルをいただきました。
2011年に神田駅にほど近いBAR GROOVYさんが企画したのが発端で、2013年以降隔年で、つまり神田祭の開催と同タイミングでお披露目されるそうです。
その名も「神田BARTENDER’s CHOICE 2019」。シングルカスクのブレンデッドウイスキーです。ノージングしてびっくり。メーカーズマークのようなバーボンの香りが襲ってきます。が、口に含むとスコッチの趣きなんですよね。香りはその後、樽香や麦芽、バニラといったノンピートのスコッチ的な縁(よすが)に転じます。
なによりも、イチローズモルトと思えなかったんですよね。ブラインドで出されたら、香りのフェイクを受け、フォアローゼスあたりのバーボンと誤ったことでしょう。
この日は(いつもか)カクテルのペニシリンを1杯目に、イチローズモルト神田バーテンダーズ・チョイス、サイレントサード(ベースはジョニーウォーカー・ゴールド)を経て、締めにはグレントファース10年を。
こちらは大宮にあるThe Bar Sazeracのオープン1周年記念ボトル。神田神保町にあるカクテルワークス出身の山下泰裕さんが独立して開いたBARです(まだ訪問できてません、すまぬ)。このグレントファースもまぁ素晴らしい。とても10年とは思えない佳酒で、おかわり~♪と言いたくなるのをこらえて、1日を終わらせました。
ペニシリンでトゲトゲした心を消毒し、デザートに至るまで酔い4杯でした。ありがとう。
@LEAP BAR