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キング・クリムゾン2018日本ツアー東京公演2日目。

キング・クリムゾン2018 東京公演2日目

待ちに待ったKING CRIMSONの来日公演。全日オーチャードホールで行われる東京公演の2日目がマイ初日。いやはや驚嘆のライブでした。

キング・クリムゾン2018日本ツアー 2部構成

会場で気づいたのですが、驚くべきことに今回の「UNCERTAIN TIMES」JAPANツアー、なんと幕間を挟んでの2部構成です。おいおい演劇かよ、ミュージカルかよ。リーダー、ロバート・フリップ師も御年72歳というのに、そんな長丁場もやってくれちゃって大丈夫か。誰だ、途中に休憩入れないと体力もたないんでしょ?なーんてヤツは。

3年前の前回来日時からメンバーが一人増え、8人編成に。2部構成の約3時間公演になったことで、余力を残す形になるのかなと一瞬でも恐れた自分がバカでした。内容もテクニックも音も、むしろ3年前より3倍増くらい上回っています。

前回公演のセットリストを一部なぞっているものの、今回初めて生で聴く曲もけっこうあって、改めて初期クリムゾンの名曲の多さを実感します。良かったのはアルバム2枚目から「Cadence And Cascade」と、1枚目から「MOON CHILD」「宮殿」を聴けたこと。

「MOON CHILD」は、トニー・レビンさんのベースと新メンバーのジェレミー・ステイシーさん(ドラム、キーボード)がアルバムの即興を再現するようなフリージャズ的演奏を聴かせてくれました。

「宮殿」は3年前のライブでも聴けていますが。上のクリエイティブマンさんのツイッターのセトリ「ITCOTCK」の後ろに「CODA」と記されていますよね。つまりフルコーラスでやってくれたわけです。1枚目B面の内容を再現するかのような構成。かつてのフリップ師、クリムゾンでは考えられませんでした。180度の方向転換に驚きと感慨を禁じ得ません。

しかしとはいえ。そこはクリムゾン。ノスタルジーとは無縁です。アレンジの改変、ヘヴィで金属的で爆音を轟かせる、今の仕上がりの「宮殿」でした。トリプルドラム編成は前回と変わらずですが、厚みがさらに増したようなサウンドは、リズム隊のパワーとテクニックの要素も一因に違いないでしょう。

年を経るごとにパワフルになり、それでいてテクニックは技巧をも超えてもはや老練の域。12月の追加公演のチケットを押さえ、我ながら通いすぎかと思いましたが、いやはや、行けるだけ行くべきですな。全日プログラムが違うんですからね。クリムゾンフォロワーには悪魔の囁きでしかありません。

3日目、さらに期待が高まります。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性