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仙台国分町の客引き、するなと言わんがもう少し抑えて。

仙台国分町の客引き

東二番丁通の西側、広瀬通と定禅寺通の南北に挟まれた仙台市青葉区国分町は、仙台、いや東北きって繁華街といえるでしょうか。自分が住んでいる東京の繁華街では、早足で目的地へと一目散が定石ですが、アウェーの地ではどうしてもiPhoneのGoogleマップ頼みになってしまいます。

だもんですから、スマホを見ながら男ひとりで繁華街の稲荷小路や国分町通をウロウロしていると、客引きが寄ってきます。

今時分、客引きに声をかけられるのは東京では銀座くらいのもんです。新宿東口も上野仲町通りも、警察による示威的な拡声音が繰り返し流されて客引きを威嚇していますから。

「絶対に付いていくなよ、100%ぼったくりだから」みたいなアナウンスを延々、街中で聞かされます。

新宿などはかなり語気荒く、「そこの客引き!おれら警察が見てるぞ」みたいなアナウンスなんですよね。自分が客引きなら戦意喪失しそうです。何もそこまでと思いますが、痛い目に遭って警察に駆け込んでくる人がいかに多いかの裏返しでしょうな。

だから最近東京の夜の街は、むしろおとなしいくらい。ですが、仙台の国分町は違いました。

スマホをチラ見しながら歩いてると、遊び場所を探しているように見えるのか、カモが来たとばかりに客引きが声をかけてきます。

一人、わりとイケメンの男子が声をかけてきたのですが、もうずーーっと付いてくる。「飲み場所を探してはいるが、女子がもてなしてくれる店ではない」といくら説明しても、粘る。食い下がる。

「行かないってば」
「んなこと言わずに、かわいい子いますから。遊んでいきましょうよ~」
「遊んでるし」
「いやいやー、まだまだ遊んでないっしょー」

みたいな、不毛な会話が続きます。で、付いてくるもんだから、最近景気はどう?みたいな世間話になり、彼のボヤキを歩きながら聞くはめに。歩いたり立ち止まったりで。10分くらい話したかな。

「鼻の下を伸ばした男なんざいくらでもいるから、他を当たってよ」と励まし、ようやく解放されました。

彼とは会話になったからまだいいほう。「おれ今日メシ食ってなくて」とか「成果ゼロで店に帰れないんすよー」とか、泣き落とし作戦の客引きがけっこういました。

そういえば前に銀座で、「おにいさんみたいなオシャレな人が来てくれると、うちの子たちも喜んでくれるんですけど」と声をかけられたっけ。こう持ち上げられると悪い気はしません(常套句なんだろうけど)。ちらっと見たその人のほうが、よほどオシャレだったな。

仙台は客引き天国かもしれんけど、結局7~8人に声をかけられました。おれに声をかけるなんて見込み違いもいいとこで、断るほうも仕方ないのさ。客引きするなとまでは言いませんが、もう少しだけ、声の掛け方に気をつけてくれるといいな。

こういう話題になったとき、「無視するに限る」と言われることがあります。はい、確かに以前は無視していました。けれど、そうやって冷たく通り過ぎるのは良くないと気づいたんですよね。

その周辺を訪ねるのは一度二度どころか、足繁くとなる場合もある。そういうときに、なんか気分が良くないんです。あちらだって、商売でやっているわけですから。その辺りで楽しませてもらっている身なら、最低限の礼儀には気をつけたい。お互い顔なんか見ちゃいないでしょうけど、たとえ酔いながらでも「ちゃんとしなきゃ」と思うんですよね。

そうそう、客引きに声をかけられたとき。近くにお目当ての店があって、そこにたどり着けなければ、聞いてみるといいですよ。「○○というお店なんですけど、どこか分かりますか?」と聞いて、冷たく応対されたことは一切ありません。皆さん親切に教えてくれます。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性