往々にして飲み会やパーティーでは当たり障りのない世間話、愚痴、ジョーク、恋バナなどなどで占められますが。会話に詰まったとき、誰もが不愉快にならず、かつ皆で盛り上がれるネタって何か思い浮かびます?
組織とかサークルとか、同じコミュニティーの人なら、そこで通ずる共通言語があるので、まぁ大概はそれで中締めまで無難に進みますよね。でも、もしあなたが、さほど親しくない相手とテーブルが同じになったら。以下のような話題を切り出してみると、思いのほか座持ちするだけでなく、相手の知られざる一面を垣間見ることができます。
1. 映画オールタイムベスト3
ベストワンでもOK。ハリウッド大作を挙げる人もいるだろうし、おしゃれで思索に富んだフランス映画を推す人もいるかもしれない。最近は邦画が復権してますし。
2. 影響を受けた本
これも人それぞれ。純文学、大衆文学からビジネス書、コミックまでさまざまでしょう。
3. 最後の晩餐
かつて、久米宏さんがキャスターを務めていた『ニュースステーション』(テレビ朝日)という報道番組で、シリーズで放送された1コーナーが元ネタです。角界の著名人に対し、久米さんが「人生の最後に何を食べたいか」を問い、その人の哲学を浮き彫りにしていくもの。
「何を食べたいか」と問い、さらに「それはなぜ?」と聞くと、その人の思考やルーツに迫ることができ、深い会話展開になることが期待できます。
こうやって相手に迫っていくと、楽しくないですか。話題がどう転がっていくか読めない点がまた面白い。
え、当てはまらない人はどうするかって? 相手のことを想像すればいいじゃないですか。身体を動かすことが大好きな人にはハマっているスポーツについて聞けばいいし、旅好きな人なら今までの旅先でいちばん良かった地や失敗談について聞いてみるもよし。
ちなみに、上記で「音楽」を挙げませんでしたが、趣味が一致するなら切り出してみてもいいですね。だって、あまりにも好みがかけ離れていると、相手に合わせるのがつらいでしょ。
酒場で政治、宗教、野球を話題にするのは好ましくないといわれますが。枷を作りすぎるのもなぁ。ましてや気が合う相手なら、時と場合に応じて、いろんな話題で盛り上がりたいところ。接待でもない酒場で腹の探り合いなんて悲しい。それがどうしても必要なら仕方ないけど、酒が不味くなりまっせ。