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リアル&ネット区別なく、洋酒を身近にする試み。

買う・飲む、どちらにせよお酒を入手、体験するのはリアル店舗派です。このブログで何度も触れている通り、自宅で飲む場合もリアルの酒屋さん等の販売店で購入しています。EC、ネット通販は使いません。

リアル店舗のみというのは、都内に住んでいて、BARや酒屋さんに労せず通えることが大きいですね。地方、それも交通が不便な土地に住んでいる人は、こうはいかないかもしれません。ECでお酒を購入する場合、メリットは

  • デッドストックや休売銘柄など、リアルで入手できない品に出会える。
  • 目当ての酒がわざわざ出かけて探さなくても検索で見つかる。

半面デメリットとしては

  • 銘柄によっては市場価格とかけ離れた高値で取引せざるを得ない。
  • どんなに貴重な酒でも、そのエビデンスが心許なく、偽物をつかまされるリスクがある。

などが挙げられます。

本日たまたま目にしたニュースで、このメリットをそのままに、デメリット克服となるような記事を見つけました。

ブックオフは全国にリアル店舗があるチェーンで、看板である中古本以外の買取、販売も手掛けています。そのブックオフの、高松にあるブックオフウィズ店舗およびECの「洋酒OFF」が、すでに開始から2年以上経っています。

他のプラットフォームで行われているオークションや通販は、取引相手から高評価を得るなどして実績を積むなど、取引者自身がグロースハックしていく必要があります。が、リアル店舗であればそこに持ち込めば査定してもらえ、買取額に納得してサインすれば現金が受け取れる。その手間を最小限でできるのが大きい。最近ブックオフの業績が持ち直しているのは、その辺りにカギがありそうです。

もう少し身近にお酒を楽しみたい人は、Amazon BARに参加する手もあります。2019年9月18日~同月23日まで東京・天王洲にポップアップバーが出されるそうなので参加してみては? こちらは試飲できるのが大きい。お酒に対する知識のない人でも、自らの舌で気軽に楽しめるのですから。

古酒などを見つけた際には、たとえ未開栓であっても、成り立ちの見極め、質の劣化、液面低下など相応の覚悟と寛容が必要ですが……ここで言いたいのは、そんなディープな愛好家とは別の次元の話。

いつ、どこにいようと酒の存在をより身近にするソリューションを考えるべきなんでしょうね。この手の課題は従来は売り手一辺倒でしたが、より酒へのタッチポイントを増やし、みんなで楽しめる機会を多くするよう、飲み手も一緒に考えないとアカンと思うんです。

先細りして、機会や場が失われていくのがほんとに怖い。微力ながら身銭を切って、真面目に盛り上げていくつもりです。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性