自宅飲みシングルモルト更新。今回はスペイサイドのアベラワー12年を。近所のリカーマウンテンで4,840円(税抜4,400円)で購入しました。
アベラワー12y
- 香り…おとなしい。青りんご、ショートケーキのスポンジに挟まれたクリームとキウイ。マーマレードジャム、若干のカシス。
- 味…ライトボディ。アタックで若干と麦、ココナッツを伴う。焦げたバタートースト。ショートブレッド。余韻は短めでスパイシー。
- 総評…おとなしくも爽やか。ボディは軽めながら、バニラや確固たる主張あり
このところしばらく、ピーティなアードモアやティーチャーズなどを飲んでいたもので、やや疲れ気味。その一方通行から脱するべく、毛色の異なるモルトを選びました。
アベラワーはいくつもラインナップがありますが、いずれもバニラやカシス、グーズベリーのような甘さが優勢。デザート代わりにもなり、要するに食後酒向けと思います。
この12年は香りにわずかながら、カシス(英語でブラックカラント)も漂います。思うに、居酒屋系カクテルの定番「カシスオレンジ」「カシスソーダ」などが好きな向きに、アベラワーのラインナップ(できればフラグシップのアブーナ=アブナック)なんかをためしていただくのはどうでしょう?
もちろん「カシス」とカクテルに使う「カシスリキュール」は全くの別物ですが、鋭い嗅覚・味覚を持った人には、気づきになるかもしれないな、と。あらゆる層をウイスキー沼に引き込んでみたい、中年の戯言です。