知らないものや初見のものをテイスティングする前、スペックをあえて調べないようにしてます。検索結果に味覚・嗅覚が左右されてしまう気がするから。飲み終わってから「答え合わせ」するのが楽しいんです。
ショットで決して安いとは言えないけど、イベントの終わり、自分にささやかなプレゼント。こいつのことも飲みながら調べることはしませんでした。まあ、想像はつくからね。
ラフロイグ ロア 48%(ビームサントリー)
- 香り…ピート感の中にシェリー香。ベリー系のフルーツ。時間が経つとレモンパイ。
- 味…リッチ。カカオ強いチョコレート。甘いペドロヒメネスシェリー。プルーン。
- 総評…ラフロイグと聞かなければわからないほど、艶っぽい化粧を施してるような。アンカンモア、18yにも似たまったり感と甘さあり。
- 次に飲むのは?…グレンファークラス25y。またはベンローマック15y。
@カドヤ黒門町スタンド
日本では3000本の限定。7年もの~20年ものをヴァッティングしているらしい。ヨーロピアンオーク樽からバーボン樽に移し替えて後熟させてるとか。ガヴィン・D・スミスさんの解説記事が参考になります。
ラフロイグ10yが好きな人にとっては邪道でしょう。ぼくは選ぶならこっちだけど。シェリー樽由来の甘さが、自分の感覚にしっくり来るからだな。
アードベッグ、ラフロイグ、ラガヴーリンのキルダルトン三兄弟の中でも、ラフロイグが一番硬派で真っ直ぐなイメージ。そして10yは一本気の無骨さがダントツです。アードベッグなんか、ディアジオが手がけるせいか、とにかくいろんな企画ものをリリースする遊びゴコロに富んでいます。ラフロイグもたまには、こういうヒネリを利かせていい。