ひと月ほど前、シングルモルトを家でも飲もうかなと思い、アラン10yを購入しました。これ、安価でおいしいです。それまで家飲み用には、ジョニ黒とか、バランタイン12yとか、フェイマスグラウスとかのブレンデッドの定番、またはメーカーズマークやジャックダニエルなどのバーボンをローテーション的に買い回していました。が、グレングラントやアードモアのような手軽に楽しめるシングルモルトがあるんだから、選択を一本化してみようかなと思ったのです。
なぜアラン10yにしたのかといえば、「ですぺら」店主・中村さんのアドバイスがあったから。アランは最新ロットが一番出来が良く、味相応の値段ゆえ、自宅で楽しむにはうってつけなのですね。たしかに飲み疲れしないし、アプリコットのような甘みに癒されます。アラン10yが「平日モルト」なら、「週末モルト」はなにか。中村さん曰く「アラン14y、グレンファークラス17y」あたりだそう。なるほど、ちょっとぜーたくなお酒として落ち着く感じです。
が、ぼくの場合、自宅のほうがシチュエーションがバラバラ、簡単につまみながらのときもあれば、ナイトキャップのときもある。だから、状況に縛られない気軽さが一番なのです。「じっくり向き合いたい」シングルモルトは、ちょっと自宅ではもったいない気がしました。たとえお手頃でも。
あ、ブレンデッドが向き合う必要がないのかといえば、そんなことはないですよ。ただ、やっぱり手の届きやすい、手軽に気楽に飲めるお酒だよなぁと。だから、やっぱり自宅ではブレンデッドやバーボンに戻す方向です。ブレンデッドのお高いやつ、いずれは挑戦したいですが、今ゼッタイ飲みたいとは思わないんですよねぇ。
ちなみに写真の左は、注目のクラフトディスティラリー・長濱蒸留所のニューメイクです。近所の酒屋さんで購入しました。家飲み用と思ったけど、さてどうするか。